裂き織について

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裂き織とは…

布を裂いて細いテープ状にしたものを横糸にして、最もシンプルな織り組織「平織り」で織られた「織物」です。
この織物は古くからあるもので、特に日本の東北地方や日本海側の寒冷地で、農作業や漁師の作業着として織られていました。
どうして、寒い地方に多いかと言うと、日本では江戸時代の中期から綿花の栽培が盛んになり、木綿の布が庶民の衣服として広く普及しました。
しかし、綿花の栽培ができない寒冷地では、「北前船」などで運ばれる木綿が唯一の供給源でした。
それほど貴重な綿の着物はどんなにボロボロになっても、そう簡単には捨てることができなかったのです。
そして、再利用の最後の最後の手段が、布地を裂いてもう一度織り直し、再び新しい布として、よみがえらせることでした。
このようなリサイクルの知恵は日本だけにとどまらず、世界各地でも、同じような布を見ることが出来ます。
例えば、北欧のスエーデンの「トラッスマット」や、フィンランドの「ポパーナ」、などがあります。
どれもみな、資源の再利用という点が共通しています。すなわち、裂き織は「地球に優しい布」と言えます。

裂き織とは

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彼方此方屋

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